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キャリヤスタンドの規格の共通化と各種対策製品の導入でベルト蛇行を改善!

事例番号
IR-01
業界・業種
製鉄・コークス
ベルト幅
500
搬送物
製鉄用ペレット
お客様のお困りごと
  • ベルトの蛇行、片寄り
事例番号 IR-01 業界・業種 製鉄・コークス ベルト幅 500 搬送物 製鉄用ペレット
お客様のお困りごと
  • ベルトの蛇行、片寄り

問題点

  • コンベヤ内にトラフ角度やベルト幅の異なるキャリヤアイドラが混在しており、ベルトがローラに添わないことで直進性が著しく低下していました。
  • 実際のコンベヤの規格よりも小さいベルト幅用の自動調芯アイドラが、キャリヤ側、リターン側ともに設置されており、蛇行調整が上手く機能していませんでした。
  • 蛇行によるベルト端部の激しい損傷が多く見受けられ、その補修費や、補修作業中の運転停止による生産ロスの増加が懸念されました。

改善前の写真

  • 片荷のまま走行するベルト(写真右側にベルトが片寄り)
  • ベルト端部が蛇行により激しく損傷
  • テンションプーリでのベルトの片寄りの様子
  • キャリヤ側の自動調芯アイドラのガイドローラにベルトが乗り上げており、蛇行調整機能が不全
  • リターン側の自動調芯アイドラのガイドローラに常にベルトが接触しており、蛇行調整機能が不全

JRCのご提案

  • キャリヤアイドラの規格を共通化し、ベルトの直進性向上を図る。
  • キャリヤ側に押えローラを追加し、ベルトの安定走行を図る。
  • 機能していない自動調芯キャリヤアイドラを取り外し、「トロア式ガイドイドラ」に入れ替え。
  • ベルトの剛性が低いことを考慮し、自動調芯リターンアイドラを「A型押えリターンアイドラ(3槽オフセット式)」に入れ替え。

無負荷運転および負荷運転による調整を実施しながら、蛇行の原因箇所を特定し、適宜、対策製品の導入をご提案しました。

改善された内容

まずは、上記のご提案内容の各種製品を設置し、無負荷運転での調整2回の後、負荷運転での調整1回を実施しました。
その際、依然として、わずかに片寄りのある箇所が残ったため、「トロア式ガイドイドラ(ウレタン樹脂製ガイドローラ仕様)を一箇所追加で設置。
これら一連の作業により、ベルトの蛇行・片寄りがほぼなくなりました。

ウレタン樹脂製(標準仕様はダグタイル鋳鉄製)

改善後の写真

  • キャリヤアイドラの規格の共通化でベルトの直進性が向上
  • 押えローラがベルトの安定走行をサポート
  • ベルトが正常にコンベヤ中央を走行
  • リターン側からの強力な蛇行修正を実現

お客様の声CUSTOMER’S VOICE

ベルト蛇行による緊急停止や、ベルトを補修する頻度が減り、コンベヤのランニングコスト低減にもつながってたいへん助かっています!

導入した製品INTRODUCED PRODUCT

  • キャリヤアイドラ
    JC型、JC-Z型

  • トロア式ガイドアイドラ
    TG型

  • A型押えリターンアイドラ(3槽オフセット式)
    ARP-3型

ベルトコンベアを理想の運用状態に導くJRCのトータルソリューション

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