当社連結子会社による株式の取得(孫会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ
2023.12.28
株式会社JRC(本社:大阪市西区、代表取締役社長:浜口稔、以下、当社)は、2023年12月28日開催の取締役会において、下記のとおり、当社の連結子会社であるJRC C&M株式会社(本社:兵庫県小野市、代表取締役社長:浜口稔、以下、JRC C&M)が、東陽工業株式会社(本社:福島県本宮市、代表取締役社長:齋藤久男、以下、東陽工業)の全株式を取得し子会社化することを決議いたしましたので、お知らせいたします。なお、東陽工業は、資本金の額が当社の資本金の額の100分の10以上に相当するため、当社の特定子会社に該当することとなります。
■ 本株式取得の目的及び背景
当社の連結子会社であるJRC C&Mは1976年の創業以来、ごみ焼却施設、リサイクル施設などの環境プラント向けコンベヤの設計・製造・据付・メンテナンスを事業としており、北海道から九州まで全国200箇所以上の施設に1000基以上の製品を納入してまいりました。近年では、バイオマス発電所向けの搬送設備にも注力し、事業の多角化を進めています。
一方、東陽工業は1920年創業(1945年設立)の歴史ある企業で、火力発電プラントやごみ焼却施設内のボイラー関連の煙道ダクトやケーシング等の製造を手掛け、豊富な経験と実績を有しています。
JRC C&Mにおいては、東陽工業のグループ参画による連携を通じて、コンベヤ搬送設備以外のボイラー関連製品、灰ホッパー、架台・貯留槽などの付帯設備まで製造領域が拡大・補完されます。また、両社の経験・技術・ノウハウが融合され、双方の顧客基盤を活用したクロスセルを行うことで、シナジー創出による両社事業の成長加速を実現できるものと考えています。
当社グループは、本株式取得により、従来のコンベヤ搬送領域に留まらない、より広範な製品とサービスをワンストップで提供し、市場シェアを拡大するとともに、グループのシナジーを活かして、より一層の付加価値の提供、業界・社会の課題解決に貢献してまいります。
■ 本件株式取得を実施する子会社の概要
(1) | 名称 | JRC C&M株式会社 |
(2) | 所在地 | 兵庫県小野市匠台63番 |
(3) | 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 浜口 稔 |
(4) | 事業内容 | 環境プラント向けの各種コンベヤ・周辺機器、 バイオマス発電設備関連品の設計・製造・据付・メンテナンス |
(5) | 資本金 | 10百万円 |
■ 異動する孫会社の概要
■ 株式取得の相手先の概要
(1) | 氏名 | 齋藤 久男、佐藤 広明、岩井 泉 |
(2) | 住所 | 福島県二本松市 福島県安達郡大玉村 福島県福島市 |
(3) | 上場会社と当該個人の関係 | 当社との間に記載すべき資本関係、人的関係及び取引関係は ありません。 |
■ 取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
(1) | 異動前の所有株式数 | 0株 (議決権の数:0個) (議決権所有割合:0.0%) |
(2) | 取得株式数 | 20,000株 (議決権の数:20,000個) |
(3) | 取得価額 | 東陽工業株式会社の普通株式 55,500千円 アドバイザリー費用等(概算額) 10,450千円 合計(概算額) 65,950千円 |
(4) | 異動後の所有株式数 | 20,000株 (議決権の数:20,000個) (議決権所有割合:100.0%) |
※1 取得価額は実施したデューデリジェンス等の結果を踏まえ、当社にて策定した事業計画をもとに、公平性及び妥当性を確保するために第三者評価機関によるDCF法による株式価値算定の範囲内で、相手先と協議の上決定しております。
※2 取得資金については、自己資金にて対応する予定です。
■ 日程
(1) | 取締役会決議日 | 2023年12月28日 |
(2) | 契約締結日 | 2023年12月28日 |
(3) | 株式譲渡実行日 | 2023年12月28日 |
■ 今後の見通し
本株式取得が、当社グループの2024年2月期連結業績に与える影響は軽微であります。今後、新たな開示の必要性が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。
■ 会社概要
会社名:株式会社JRC
代表者:代表取締役社長 浜口 稔
設立日:1991年4月
所在地:大阪市西区阿波座2-1-1 大阪本町西第一ビルディング6F
Webサイト:https://www.jrcnet.co.jp/