JRC ベルトコンベヤ部品 総合カタログ
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JRCアイドラ・ローラ概要アイドラローラ軽量型アイドラ・ローラプーリコンベヤ周辺機器特殊品・実績品 コンベヤローラは、上部設備から滴り落ちる水や雨水、水洗設備の水などにさらされ、搬送物に起因した粉塵がギャラリーやコンベヤカバーの内部に舞うような過酷な環境下で使用される場合も多く、そのシール性や、重量物の落下衝撃・連続運搬にも耐えるだけの強度と耐久性、余計な振動や騒音、電力消費を発生しないための回転精度の高さ・回転抵抗の低さなど、さまざまな機能が要求されます。17ローラの機能要件 ローラには、「回転精度」が要求されます。「回転精度」が低いと、回転する際の余計な振動や騒音、抵抗増などにつながります。 JRCローラは「高品位な材料の採用」と「高品質な部品の製作」、および、「高精度な自動ラインによる組立・検査」を実現することで、標準仕様においても、極めて回転精度の高いローラを実現しています。 ローラの回転抵抗は、ベルトコンベヤの所要動力の大きさを左右する要素のひとつです。一般的に、回転抵抗が高い(回転が重い)ローラを使用すると、コンベヤ機長の長さに比例して、設備全体での消費電力への影響が大きくなります。そのため、設備全体での構成部品の選定にも大きな影響を及ぼします。 ベアリングをはじめとする内蔵部品の損傷や発錆は、ローラの故障・破損を引き起こすため、ローラ内部への粉塵や水の侵入を防ぐ機能である「シール性」は、ローラに求められる重要な機能のひとつです。 なお、「シール性」と「回転抵抗の低さ」は互いに相反する機能であり、一般的には〔シール性が高い=回転抵抗が高い(回転が重い)〕とされています。 大きな塊を含む、あるいは、製粒されていない搬送物を運ぶコンベヤでは、荷受部などで跳ね上がり、細かく割れた塊がローラの側面に噛み込んでしまうことがあります。 搬送物の噛み込みは、ローラの回転を阻害し、回転停止を招くのはもちろん、摩擦による発熱や火花の飛散を誘発する危険性があります。 特に石炭やコークスといった燃焼性の高い搬送物を運搬するコンベヤでは、ローラが故障して回転停止した場合のベルトとの摩擦熱や、コンベヤ周辺で火気を扱う場合の不意の飛び火、搬送物の噛み込みによる発熱・火花の発生など、火元となる要因が別にある場合にも、ローラそのものは発火や引火に至らない不燃性材料の使用が求められることがあります。 ローラの耐久性とは、使用条件に適した強度や耐食性などの機能による長寿命への期待だけに限らず、机上では想定しにくい様々な使用環境への順応性(互換性)の高さもその意味合いに含まれます。耐久性が高いことは、すなわち、ローラ単体での長寿命はもちろん、予備品の共通化による設備全体での保守・管理費の削減、メンテナンス効率化に対しても貢献性が高いということになります。 ローラは消耗品としての寿命を全うして廃棄される際、ゴム製や樹脂製の部品が分別廃棄やリサイクルの観点から大きな負担となる場合があります。 JRCローラは、標準仕様を全て金属製(鉄製)とすることで廃棄・リサイクルにおける負担を軽減しており、別途必要な機能に対しては、オプションパーツを選定することで機能を付加することが可能となっています。搬送物が噛み込んだローラの写真火花の飛ぶ様子?分解されたローラ?粉塵や水がかかっている中で回るローラ写真?高速回転するローラ写真?

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